こんにちは！
たつみなかにし歯科医院です。

お盆はお休みを頂きましてありがとうございました。
皆様はゆっくり出来ましたでしょうか。
また、来院時にお話を聞かせていただければと思います。

さて本日はホワイトニングについてお話をさせて頂きます。

お口元の美しさは、顔全体の表情を良くしてくれます。
歯並び、噛み合わせもそうですが、歯の色も美しさに一役買っています。

歯の着色が気になる。
歯が黄色いのが気になる。
詰めたところの色が気になる。

気になるところは人それぞれだと思います。
芸能人は歯が命と言われておりますが、歯が白い方達が大多数ですよね。
誰しも見た目が美しい方が嬉しいと思います。

では、ホワイトニングでどこまで白くできるのか。

ホワイトニングとは、本来の歯のベース（元々の色）を白くするものです。
本来の歯とは、削ったり、被せたりしていない、ご自身の天然の歯のことです。
つまり、元々の歯を削って被せていたり、削ったところに何か詰め物をしている場合
削っていない部分は白くなりますが、材料の部分は白くなりません。
そのため、治療箇所がある方の場合は、ホワイトニング後に詰め物の色が周りの歯の色に比べて
浮いてしまうといったこともありますので、その場合は詰め直しが必要になります。

歯というのは、表面にエナメル質、その下に象牙質といった2層構造をしています。
表面のエナメル質は透明ですが、象牙質は黄色をしています。
加齢によって、表面のエナメル質は薄くなり、逆に象牙質は厚くなるため
年齢とともに歯は黄色く見えるようになってしまいます。

そこで象牙質（黄色の部分）の色を白くしようというのがホワイトニングです。
過酸化水素という薬品を用いて、歯の漂白を行います。

最近、エステサロンなどでもセルフホワイトニングをしているところをよく見かけるようになりました。
費用的な話をすると、歯医者のホワイトニングは高く、エステサロンは安い。
なぜでしょうか。
そのからくりを説明すると
上記の過酸化水素という薬液は、国家資格を持つ歯科医師や歯科衛生士しか取り扱いを認められておりません。
つまり、歯科医院とサロンのホワイトニングの違いは、そもそも使用している薬剤が異なります。
では、サロンで用いているホワイトニングに効果はないのかというとそうでもありません。
サロンでは、過酸化水素を使用できないため、ポリリン酸ナトリウムなどを用いています。
このポリリン酸ナトリウムには、歯の漂白効果はありませんが、歯の着色を分解する効果はあります。
そのため、短期間ではありますが歯を白くすることができるのです。

歯の本来の色が白くて自信があり、ある一定期間だけ白くされたい方は
安価ですし、サロンのセルフホワイトニングをお勧めします。
ただし、歯科医師や歯科衛生士が在中していないにも関わらず、過酸化水素を用いているところがあれば
劇薬で危険になりますので、注意してください。どの薬剤を使っているかも確認してくださいね。

歯の本来の色を根本から白くしたい場合は、やはり漂白できる歯科医院のホワイトニングがお勧めです。
また当院では、ポリリン酸などの薬剤を使わずとも、専用の機械によって歯の表面の着色は徹底的に除去します。
もちろんその際、歯石が付着していれば除去しますし、虫歯があれば治療します。
当院の自費メンテナンスでは、通常の定期検診に加え
歯をピカピカに白くしておりますので、ぜひご活用ください。

次回、当院のホワイトニングの種類や流れ、適応症についてお話しします。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。